今日18時に買って、電車の中で読み終えてしまいました。笑
さて内容ですが、「友情」とはどのような物かが対話形式で説明されています。
印象に残った物を何点か。
優れた人々の中にしか友情は有り得ない。(p.22)
という、ちょっとビックリするような内容。
この本を読み進めていくと分かるのですが、
何か徳を指し示す物が輝き出たなら友情が結ばれ、相似た心がその徳に寄り添い結びついていく、ということであるから、ひとたびそんな自体になれば、必ず愛が立ち現れるのである。(p.47)
という部分が、この本の主張だと思います。
徳の無い人間の間には友情は成立せず、また友情は愛と隣り合わせ…と。
考えさせられたのが、
- 現代の友情は軽くないか?「本当の友情」はもっと重い物なのではないか?
- 男女間の「真の友情」って成立するのかな?
という事です。
1.に関しては、「友達だけど、相手のことは実はあまり知らない」という事が多いな~という問題意識から。
(相手の事を)愛してしまってから判断するのではなく、判断してから愛さなければならない。(p.69)
というような価値観と、自分の現実が妙に抵触するからです。
2.に関しては、この間、彼女ではない女の子と二人でご飯食べてたんですが、親世代の人にこの話をするたびに「よくそんな事できたね。」と言われ続けてきました。
それは、僕達世代の「恋愛の制約」が緩くなったからなのか、「友情」の敷居が下がってきたからなのか…と考えさせられました。
一番良かったのは、
友情は数限りない大きな美点を持っているが、疑いも無く最大の美点は、よき希望で未来を照らし、魂が力を失い挫けることにないようにする、という事だけだ。(p.27)
というところや、
人間の本性は孤独を好まず、常に何か支柱のようなものに寄りかかるが、支柱になるのが親しい者であればあるほど嬉しいのである。(p.72)
といった部分です。
80ページくらいなので、人間関係について考える事のある人は、是非皆さん読んでみてください。
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