2009年1月22日木曜日

『セルフトーク・マネジメントのすすめ』(鈴木義幸)

セルフトーク・マネジメントのすすめセルフトーク・マネジメントのすすめ
鈴木 義幸

日本実業出版社 2008-04-24
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外部から刺激があった時、それに応じて我々は行動を起こす。

この時、刺激は、

1.アイデンティティ・世界観・価値観などのビリーフによって処理される

2.セルフトーク(感情を左右する自分との対話)が発生する

3.感情が生まれる

という過程を経て、行動を引き起こしている。

外部からの同じ刺激に対する自分の行動を変える場合、

1.を変える場合は、自己啓発セミナーなどに参加する事で

3.を変える場合は、ポジティブシンキングやアファーメーションなどによって、

行動に移すレベルを変える場合は、認知行動療法によって、

それぞれ可能ですが、それでは大変なので

2.の部分を、自分でマネージメントする事によって変えましょう

という事を説明しています。

こんな発想をした事が無かったので、びっくりでした。

僕は自分との対話というか、声にならない独り言が多いタイプなので。

変なことを考えて空回りするのではなくて、

ポジティブな動機を自分の中に作り出して、まっすぐ進みたいですね。

興味深かったのは、

「スポーツの世界で一番上手くいくのは、セルフトークが無くなった時」だとして、それを「ゾーン」と呼んでいる事ですかね。

著者は剣道を取り上げて、日本の武道にある精神性は、ゾーンを作るところにある(ex.精神統一)と主張しています。

僕は武術をやった事は無いのですが、ピアノの前に座ってショパンとかを弾き始めると、セルフトークが一切無くなります。

逆に、バッハとかだとセルフトークが吐き出せます。笑

昔、僕がショパンを何よりも好きだったのも、こういうところと関係してるのかもね。

分類としては、「自己啓発」となるのでしょうが、少し味の違った本です。

内向的な人にお勧めなので、是非読んでみてください。

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