セルフトーク・マネジメントのすすめ 鈴木 義幸 日本実業出版社 2008-04-24 売り上げランキング : 7179 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
外部から刺激があった時、それに応じて我々は行動を起こす。
この時、刺激は、
1.アイデンティティ・世界観・価値観などのビリーフによって処理される
2.セルフトーク(感情を左右する自分との対話)が発生する
3.感情が生まれる
という過程を経て、行動を引き起こしている。
外部からの同じ刺激に対する自分の行動を変える場合、
1.を変える場合は、自己啓発セミナーなどに参加する事で
3.を変える場合は、ポジティブシンキングやアファーメーションなどによって、
行動に移すレベルを変える場合は、認知行動療法によって、
それぞれ可能ですが、それでは大変なので
2.の部分を、自分でマネージメントする事によって変えましょう、
という事を説明しています。
こんな発想をした事が無かったので、びっくりでした。
僕は自分との対話というか、声にならない独り言が多いタイプなので。
変なことを考えて空回りするのではなくて、
ポジティブな動機を自分の中に作り出して、まっすぐ進みたいですね。
興味深かったのは、
「スポーツの世界で一番上手くいくのは、セルフトークが無くなった時」だとして、それを「ゾーン」と呼んでいる事ですかね。
著者は剣道を取り上げて、日本の武道にある精神性は、ゾーンを作るところにある(ex.精神統一)と主張しています。
僕は武術をやった事は無いのですが、ピアノの前に座ってショパンとかを弾き始めると、セルフトークが一切無くなります。
逆に、バッハとかだとセルフトークが吐き出せます。笑
昔、僕がショパンを何よりも好きだったのも、こういうところと関係してるのかもね。
分類としては、「自己啓発」となるのでしょうが、少し味の違った本です。
内向的な人にお勧めなので、是非読んでみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿