という訳で、実はひそかに西洋芸術に関する知識を色々勉強してました。
なんせ、中学・高校で習った世界史は殆ど忘れてるもんですから、そりゃ大変でした。
クラシック音楽は大好きなので、曲を聴けばショパンと分かるのですが…
それがどれくらい前の時代なのか、どんな意味を持つのか、なんかは分かんないですね。
これだと、「いい曲だったね~。」くらいなもんで、人と会話が続かない。笑
しかも、パリにはルーブルやオルセーを中心に、有名な美術館が沢山あるのですが、美術に関しては知識ゼロ。
という訳で、西洋芸術に関する本を読みまくってたのですが、その中で良かった2冊を紹介します。
一冊目はコチラ。
教養のツボが線でつながるクラシック音楽と西洋美術 (青春文庫) 中川 右介 青春出版社 2008-06-09 売り上げランキング : 70452 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これは、主な作曲家・画家の歴史を簡単にたどった文庫本。
何も知らなくてもすら~っと読めて、大筋がつかめるので、入門者に良い本です。
ただし、この内容を知識として暗記しようとすると大変。
僕は60時間くらいかかって、7割くらい覚えました。笑
「教養のツボ」というタイトル通り、専門的になりすぎずに、また知識の詰め込みにもならずに、歴史のつながりを意識して書かれてるのが良いです。
二冊目はコレ、
西洋美術101鑑賞ガイドブック 神林 恒道 三元社 2008-09 売り上げランキング : 383184 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この本は、渋谷のBunkamuraの書店でみつけました。
一冊目の本は、芸術史を理解する事が中心だったのに対して、この本は一つ一つの美術作品を鑑賞するための本って感じです。
見開き1ページに美術作品が一つと、それに対する解説がある感じです。
こういう本を読むと、芸術=感性ではなく、芸術を本当に理解するためには相当な知識が必要であるってのが分かる。
ダヴィンチもベートーヴェンも過去の人だから、彼らは過去の人たちによって評価されたわけだし、その素晴らしさを理解するためには時代背景を知らないといけない。
理系のいわゆる理論書だと、
「この分析手法は、後述する○○法に効率の面で劣るため、現在は実務では使われていない。だが、その歴史的な役割を鑑賞するために、ここには簡単に要約を載せておく。」
とかいう文章をたまに見かけるけど、芸術の場合はこの「歴史的な役割」が鑑賞の醍醐味の一つ。
見て素晴らしいと感じる事も大切だけど、やっぱり知識なんですね。
本当に感じさせられました。
でも、これでルーブル行っても楽しめそうです。笑